2013年02月10日

チャーン

去年から「チャーン」と言うニワトリを飼い始めました。

チャーン

チャーン (天然記念物) 指定年月日:平成3年1月16日

チャーンとは琉球王朝時代に中国又は東南アジア(2説ある)より沖縄にもたらされた鳴き声に魅力のあるニワトリである。
中国語の唄鶏(チャンチィ)が、いつしかチャーンという名前になったようだ。
 チャーンは別名「籠(かご)の鳥」と呼ばれていた。それは王朝時代、ニワトリは放し飼いが普通だった頃、このチャーンだけは
籠で大切に飼われていたためである。飼育係は芋を食べ、チャーンは米を食ったといわれるほど大切にされた。
昔は士族、王家といった経済的にゆとりがあった人たちの愛玩鳥だったのである。その歌声だけではなく、羽色(はねいろ)も
白、黒、五色と様々あって姿も美しい。そして年に一度、梅雨明けの時期に松山御殿の庭で、鶏鳴会が開かれていた。
 チャーンの鳴き声は琉球古典音楽「散山節(さんやまぶし)」にたとえられ、打ち出し(ウチンザシ)、吹き上げ(フチンザシ)、
声のひき止め(クゥイトメ)、しめ(チラシ)、声の長さ(クィーナギ)でその歌い方の基準をもうけ観賞する。声質はサンシンの
音色にたとえられ、ミージル(高音)、中ジル、フゥージル(低音)の三種類に分けられる。
チャーンはコケコッコーとは鳴かずに「ケッ、ケッレェーェー、ケッ」と鳴く。最後の「ケッ」と短く切れる声が特徴である。
第二次大戦以前までは,チャーンの他に家禽として沖縄本来の地鶏〔ジードウイ〕や他の品種の鶏が飼われていましたが
大戦で絶滅し,チャーンの数羽が愛鶏家の志伊良正明氏(旧美里村泡瀬)と安慶名永保氏(旧具志川市天顔)の保護によって
生存の道が開かれました。志伊良氏は,雌雄一対の愛鶏をカマス袋にくるんで北部の山中にひなんされ、安慶名氏は戦火
から避難する際に高い石垣とフクギに囲まれた庭内に餌を蒔いて放し、避難地から戻ると苦労して愛鶏を探し出し、近隣村に
足げくチャーンを捜し求め数羽の雄鳥を保護している。こののち志伊良氏の保護鳥が志伊良系・安慶名氏の保護鳥が天顔系
として称せられ全沖縄の愛鳥家へ普及するようになる。
                                                        ( うるま市のウェブサイトより )


チャーン

沖縄にしか生息していない県指定の天然記念物で、原産の中国では既に途絶えてしまったとのことです。

水円」さんから頂いたので名前はスイとエンと名付けました。  首あたりの模様がカッコいいです。

チャーン

最近は手からエサも食べるくらい馴れ、卵もよく産んでくれます。


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Posted by 岸名屋 at 21:36 │やんばる生活