今年の初映画

岸名屋

2013年01月05日 20:45

今日は那覇にある映画館「桜坂劇場」へ。

農業大国フランスで150万人が観た、「食」、ひいては「いのち」をめぐる

グローバル企業の実態を描いたドキュメンタリー 『モンサントの不自然な食べもの』を観に。



世界の胃袋を握ること---それがモンサントのビジネス戦略。
アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇る
グローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿をカメラは追う。
遺伝子組み換え作物から、過去に発売された枯葉剤、農薬、PCB、牛成長ホルモン。
1世紀にわたるモンサント社のヴェールに包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証していく。
自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さない
モンサント社のビジネス。本作は、生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の
経済構造に強い疑問を投げかける。 「世界の食料支配、それはどんな爆弾より脅威である・・・」と作中で
語られる、世界の食物市場を独占しようとするモンサントの本当の狙いとは?
経済のグローバル化にゆれる食の安全と、不自然なたべもの=遺伝子組み換え作物
日本の豊かな食卓を守るために知っておきたい多国籍企業のこと 農業、食の安全、医療、
あらゆる分野で影響があるとされるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など、 急速に進む経済の
グローバル化。作中に登場する各国の深刻な状況は、経済のグローバル化が進んだ、明日の日本の姿
かもしれません。 そして、不自然な食べもの(遺伝子組み換え作物)が環境、人体に与える影響は誰にも
分かりません。それは、まるで目に見えない放射能のよう。毎日の食べ物は生き方を選ぶこと。そして、
知ることで守れる未来があること。42カ国で公開されGM政策に大きな影響を与えた、「食」ひいては
「いのち」めぐる世界の構造を暴く、今見るべきドキュメンタリー。




たくさんの人に見てもらいたい映画でした。

1/18(金)まで桜坂劇場にて



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